私は、大学卒業後、商社に就職し、海外への輸出業務を担当したのを皮切りに、外資系のコンサルティングファームを経て、一旦大学院へ戻り、その後PC業界、移動体通信業界、その他いくつかの業界で、営業、マーケティング、商品企画、経営企画、SBU(戦略的事業部)のマネジメントやコンサルティング等を担当し、サラリーマンとしての最後には、投資銀行でM&A業務を担当しました。それらの企業の中には、外資もあり、また、国内企業もあり、付き合った同僚や顧客もアメリカ、東西ヨーロッパ、東南アジア、オーストラリア等様々な国々の優秀な人々でした。また企業の規模は、立ち上がったばかりのベンチャービジネスから一部上場の超大企業、さらには、国際的なグローバル企業まで多岐に渡ります。事業ドメインも、B to B、B to Cそれぞれを経験し、さらには、それぞれの企業が置かれていた市場環境も成長期、停滞期、転換期、成熟期と異なり、任されたミッションも全社戦略の見直し、新規事業の立ち上げ、赤字部門の立て直し、事業再生等々とそれぞれ異なっていました。
正直これだけいろいろな企業で、様々な経験をしてきたサラリーマンは珍しいのではないかと思います。しかし、その中で、培った成功や失敗の経験、国内外のネットワークが私の今を支える最大の財産となっています。同時に一連のキャリアは、営業、財務、製造、R&D,情報システム、カスタマーサポート等の企業内のあらゆる部署、または、代理店とのコミュニケーションを可能とし、それぞれの行動原理を理解する基礎となっています。
こういった経験の中から、はっきりと言えることは、いかなる場合においても、企業または事業の成功には、緻密に組み上げられた戦略とそれを完遂する現実的で質の高い実行力が車の両輪の如く備わっていることが絶対条件である、ということです。そしてそれらは、明確な意思(=インテリジェント・ハブ)の下に連動することが必要です。
日本は現在、数十年に一度の大きな変革の波の中にいます。東南アジア諸国の台頭、インターネットをはじめとしたIT技術の飛躍的進化は、国際的な富の分配を大きく変化させ、生産や流通、さらには人々の消費行動にも大きな変化をもたらしました。そういった変化は、昨日までの成功の方程式、競争優位の源泉となっていた経営資源を一夜にして陳腐化してしまいます。そんな経営環境下で、企業は、生存をかけて今までとは比較にならないスピードで常に変化し続けることを要求されています。
この変化のスピードについていくためには、質の高いプロフェッショナルを機動的に活用し、時間やノウハウや企業の財務的体力等を必要な形に瞬時にチューニングすることが必要です。
株式会社ユーノは、様々な分野で豊富な経験、ノウハウ、スキルを持つプロフェッショナル集団の有機体であり、インテリジェント・ハブとしてお客様のために機能します。我々は、これまでも、お客様が必要なときに、必要な能力を、必要な形で提供し、お客様とともに課題を解決してきました。これからもお客様の様々な要求にお応えし、お客様の成功に貢献してまいります。